[有料] 核合意への道/イラン・アメリカ関係の軌跡(5)-テヘランからの提案(高橋和夫)
アフガニスタンのターレバン政権を倒したブッシュが次の目標としたのは、イラクのフセイン体制であった。 続きを読む
View Article[有料] 核合意への道/イラン・アメリカ関係の軌跡(6)-オバマ(高橋和夫)
次のイラン・アメリカ関係の節目は、アメリカでの新しい大統領の誕生であった。2008年の選挙で当選したオバマは翌年1月の就任演説で「もし、握りしめた拳を開くなら、対話の手を差し伸べようと」呼びかけた。 続きを読む
View Article[有料] 核合意への道/イラン・アメリカ関係の軌跡(7)-ロー「ハニー」(高橋和夫)
両者が本当に対話できる雰囲気が出てきたのは、2013年のイランの大統領選挙でローハ二が当選してからである。ローハ二には「保守改革派」とのラベルが貼られている。体制内部から出てきた人物である。 続きを読む
View Article[有料] 核合意への道/イラン・アメリカ関係の軌跡(8)-「毒の杯を飲むより辛い」(高橋和夫)
こうした両者の歩み寄りが今回の合意の背景にあった。しかし、これまで決して合意することのなかった両者が、なぜ今回は合意できたのだろうか。それには双方の事情があった。 続きを読む
View Article[有料] イラン核合意をめぐって割れるアメリカのユダヤ人社会(1)(高橋和夫)
かつては結束してイスラエルの政策を支持してきたアメリカのユダヤ人社会にイランとの核合意をめぐって亀裂が走っている。 続きを読む
View Article[有料] イラン核合意をめぐって割れるアメリカのユダヤ人社会(2)(高橋和夫)
議会の動向を考える上でのポイントに一つはイスラエルの意向である。イスラエルのネタニヤフ首相は、この合意を「歴史的な誤り」と呼んで批判している。アメリカ議会が合意に反対の投票をするように求めている。 続きを読む
View Article[有料] ヨーロッパの難民危機(高橋和夫)
最近の難民の急増には、いくつかの背景がある。まずシリアの内戦があげられる。難民の中で最大のグループがシリア人であるからだ。なぜ、この時期に突然にシリア難民がヨーロッパに向かい始めたのだろうか。 続きを読む
View Article[有料] 安倍総理の中央アジア五か国訪問(高橋和夫)
中央アジア諸国が、1991年のソ連邦の崩壊後に独立を達成して以来およそ四半世紀になる。この節目の時期の日本の指導者の中央アジア諸国訪問は意義深い。 続きを読む
View Article[有料] シリア情勢とロシアの花嫁たち(高橋和夫)
ロシアが10月の初旬からシリアで爆撃を行っています。何のために、なぜ、この時期に爆撃を始めたのでしょうか。まず、なぜ、この時期にというタイミングの問題を考えたいと思います。 続きを読む
View Article[有料] シリアのシナリオ(高橋和夫)
一方でロシアは、シリアに関しては明確な目標と、それを達成するための手段を有しています。目標は、アサド政権の防衛、手段は空軍を中心とする軍事介入とイランやヘズボッラーなどとの協力です。 続きを読む
View Article[有料] ISの新たなるテロ戦術の背景(高橋和夫)
ISは、これまではイラクやシリアでの戦いに集中しており、欧米はおろか、周辺国でのテロにも積極的に関与することはなかった。もし新しい戦術が採用されたとするならば、なぜであろうか。 続きを読む
View Article[有料] 日印首脳会談(高橋和夫)
12月11日から日本の安倍総理がインドを訪問し、ナレンディラ・モディ首相と会談する。そのモディ首相の国内的な立場は、どのようなものであろうか。 続きを読む
View Article[有料] 習近平国家主席の中東歴訪(高橋和夫)
中国の習近平国家主席のサウジアラビア、エジプト、イランの中東三国訪問が終わった。特にイランとサウジアラビアの二大産油国への、この時期での訪問に注目が集まった。 続きを読む
View Article[有料] アメリカ大統領選挙と中東(1)(高橋和夫)
アメリカの民主・共和両党の大統領候補選びのための予備選挙が続いている。この予備選で、中東は、どのように論じられているのだろうか。イラン核合意、イラク戦争、パレスチナ問題の三点に焦点をあてて紹介しよう。 続きを読む
View Article[有料] アメリカ大統領選挙と中東(2)(高橋和夫)
共和党の候補者は熱くイスラエルを支持している。共和党の候補者がイランとの核合意に反対しているのは、イスラエル政府が反対しているからである。 続きを読む
View Article[有料] 北アフリカ発の化学兵器テロ(高橋和夫)
山内昌之教授の最新刊『中東複合危機から第三次世界大戦へ』というタイトルから言葉を借りれば、中東・アフリカの情勢は複数の危機が同時多発で進行する「複合危機」である。 続きを読む
View Article[有料] ロシアとクルド人(1)(高橋和夫)
シリア北部で戦うクルド人組織YPGが、この2月にモスクワに代表事務所を開いた。YPGは、現在トルコで政府軍と戦っているPKKの下部組織と一部ではみなされているので、トルコ政府には面白くない展開だろう。 続きを読む
View Article[有料] ロシアとクルド人(2)(高橋和夫)
ソ連とクルド人をつないだのは、第二次世界大戦中のスターリンによるイラン北部占領だった。その話を始めるまでに、その背景を語らねばならない。背景の背景を語ろう。つまり脱線の脱線をしよう。 続きを読む
View Article[有料] ロシアとクルド人(3)(高橋和夫)
第二次世界大戦が終わると南部を占領したイギリス軍は撤退したが、北のソ連軍はなかなか動こうとはしなかった。しかもソ連支配下のイラン北部でアゼルバイジャン人民共和国とマハーバード共和国の成立が宣言された。 続きを読む
View Article[有料] 共和党の大統領候補者指名を目指すトランプに関する短いコメント(高橋和夫)
大統領になりたい。強烈な自己顕示欲を満足させたい。問題発言が多く、トランプではなくて、ジョーカー状態ではあるが。しかし、アメリカ国民の間の根強く根深い政治不信を背景に「政治」経験のなさが受けている。 続きを読む
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