[有料] メディアと指導者たち(3)(高橋和夫)
治において大きな役割を果たしうるのはテレビやラジオばかりではない。特に政府によりテレビやラジオが支配され規制されている場合には、反政府勢力には他のメディアが重要になる。 続きを読む
View Article[有料] メディアと指導者たち(4)(高橋和夫)
歴史的に豊かな農業で知られてきたエジプトではあるが、耕作可能地は地中海岸とナイル川沿いに限られている。エジプトの農村は、膨張する人口を支えきれなかった。都市へ都市へと人々は移動した。 続きを読む
View Article[有料] メディアと指導者たち(5)(高橋和夫)
チュニジアの政変を見たエジプトの若者たちが、抗議行動を起こした。チュニジアの炎がエジプトに移った観があった。炎は、濃縮された怒りを爆発させた。この爆発でムバラク独裁という圧力釜のフタが吹き飛んだ。 続きを読む
View Article[有料] クルド人の憂鬱(1)(高橋和夫)
イラク国内のIS(「イスラム国」)の最大の拠点モースルの奪回作戦が進行している。この作戦にはイラク北部を支配するクルディスターン自治政府の軍隊が参加している。 続きを読む
View Article[有料] クルド人の憂鬱(2)(高橋和夫)
第二にクルド人が憂鬱であろうと想像される理由は、モースル陥落後の状況の見通しである。ISの支配地域が狭まれば狭まるほど、イラク中央政府と北部のクルディスターン自治政府の支配地域が直接に触れ合う。 続きを読む
View Article[有料] クルド人の憂鬱(3)(高橋和夫)
トルコとクルド人の話題に移る前にクルド人そのものについて説明しておこう。クルド人というのはイラン、イラク、シリア、トルコなどの国境地帯に生活している独自の民族である。 続きを読む
View Article[有料] 米中関係(2)(高橋和夫)
中華人民共和国政府とアメリカの関係を決定的に悪化させる事件があった。朝鮮戦争であった。この戦争に参戦したアメリカは、同時に中国情勢にも関与を深めた。 続きを読む
View Article[有料] 米中関係(4)(高橋和夫)
ケネディとフルシチョフは、人類の破滅の深淵をのぞき込んだ。フルシチョフは、以降は資本主義世界と社会主義諸国の全面対決は不可避であるとの議論を捨て、両者の「平和共存」を訴えるようになった。 続きを読む
View Article[有料] 米中関係(5)(高橋和夫)
外交面で、毛沢東はアメリカとの接近という大きな選択をした。同じように、国内的に大きな決断を下したのがトウ小平(1904年~1997年)であった。 続きを読む
View Article[有料] 米中関係(6)(高橋和夫)
台北の蒋介石の国民政府は、自らこそが中国を代表する唯一の正統な政府であるとの立場を堅持した。対外的には、自らを「フリー・チャイナ」として宣伝した。 続きを読む
View Article[有料] 米中関係(7)(高橋和夫)
2016年のアメリカ大統領選挙では中国が議論の的となった。中国との貿易が、製造業を破壊し、アメリカの中産階級を縮小させた。この議論は、共和党の候補者指名を獲得したドナルド・トランプによって展開された。 続きを読む
View Article[有料] 帯に短し、たすきに長し/トランプの国務長官候補たち(高橋和夫)
次期大統領のドナルド・トランプの国務長官選びが難航しているようだ。財務長官や国防長官の名前は発表されたが、国務長官はまだである。 続きを読む
View Article[有料] シリア・イラク情勢の概観(高橋和夫)
イラクとシリアの情勢が節目を迎えている。イラクではIS(イスラム国)が2年以上も支配している北部最大の都市モスルに対するイラク中央政府軍と北部のクルド人の部隊の攻撃が開始された。 続きを読む
View Article[有料] イランとアメリカ/核合意への道(1)(高橋和夫)
暗い話題の多い中東で2015年は異常な事件が起こった。それは何か。それは、重大な問題の外交的な解決であった。つまり、イランの核問題が平和的に「解決」した。 続きを読む
View Article[有料] イランとアメリカ/核合意への道(2)(高橋和夫)
オバマ大統領は、イランの強硬派のアフマドネジャード大統領とでも交渉しようした。しかしオバマ政権の政策は、その矢先から困難に直面した。2009年6月にイランの大統領選挙があった。 続きを読む
View Article[有料] イランとアメリカ/核合意への道(3)(高橋和夫)
金融制裁と原油ボイコットにより経済的に痛めつけられたイランで2013年にアフマドネジャード大統領の二期目の任期が切れた。その後継者として登場したのがハサン・ローハニであった。 続きを読む
View Article[有料] イランとアメリカ/核合意への道(4)(高橋和夫)
こうしてアメリカ側の熱意とイラン側の姿勢の変化が、両者間の交渉を準備した。両者は、まずオマーンの首都マスカットで水面下の接触を行った。オマーンはユニークな立ち位置の国である。 続きを読む
View Article[有料] イランとアメリカ/核合意への道(5)(高橋和夫)
一発の弾丸を撃つこともなくイランの核武装を外交によって阻止した。これがオバマ政権の認識であった。問題はアメリカ議会の反対であった。そもそも議会は交渉自体に消極的であった。 続きを読む
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